2025/6/27(金)、ブルアカのオフィシャルアートワークス3が発売されました!ついに3冊目!
ビッグサイズで描かれたキャラ紹介やメモロビ・PVカットに加えて没ラフやインタビューまで。ぎゅっと詰まった一冊となっています。
ボリュームたっぷりの厚さに私は大満足でしたが、お値段がお値段。
- 自分が満足できそうか
- インタビューの割合はどのくらいか
- 自分の好きなキャラの特別イラストはあるのか
購入前に知っておきたい方も多いのではないでしょうか?
という事で今回はこのあたりの疑問解消目指し「ここが見どころ!6選」として感想を交えつつ語っていきます。
フライングしてしまうと宇沢レイサ推しの先生には特にお勧めできます。推しの良質なラフがこれだけ見れたら私なら膝折ってガッツポーズを天に掲げるからです。
さっくり自分がオススメ対象か知りたいよという方はこちらへ。
見どころ!ポイント6選
まず気になる全ページの内訳は以下のようになっており、これに沿った形で見どころ6選を紹介していきます。
- 3~14P:イベントキービジュアルや記念イラスト
- 16~76P:キャラプロフィール
- 78~120P:メモロビ
- 121~128P:メモロビラフ
- 130~183P:コンセプトデザイン
- 184~303P:PVカット
- 304~311P:スタッフインタビュー
個人的にはスタッフインタビューもっと欲しいなぁと思うのですが「アートワークス」ですしね。
これまでの各インタビュー記事や対談記録を集めた文字だらけの対談集とかもいつか出してくれませんかyostarさん。
私は特にシナリオライターさんの影響を受けた本とか作品とか芯にあるものとかが聞いてみたいです……!
プロフィールページのSD
プロフィールと立ち絵はゲーム内でも見れます。
なのでこのページで特にポイントとなるのはSDキャラクターですね。
三面図的に背面まで見ることが出来るため、創作される方にとってはとても良い資料だと思います。
じゃあ創作しない人は見るところは無いの?
断じて否です。なぜならSDはキャラによっては一部衣装を外したゲーム内では見られない状態まで乗っているからです。
- レイサ:ブレザー無しの半袖状態あり。眉尻下がった大人しい表情。
- 百花繚乱3人:羽織無し状態あり
- ミノリ:上着&メット無し状態あり
- 水着ヒナタ:白い部分無し状態あり
- キャンプコタマ:眼鏡無し状態あり
他にも数名いますがざっと挙げるとこんな感じです。太字は特に私が印象に残った生徒です。
半袖控えめ表情レイサは借りてきたハムスターのような可愛さがありましたし、ミノリは上着とメットが無いとこんな生徒会長やってそうな美人さんに見えるのか…!と印象の変化に驚きました。なおヒナタの背面はサクラコ様に負けない覚悟でした。
このように「そうなってたの!?」的に楽しみつつSD可愛いなぁとなれるのがプロフィールページの見どころになります。
メモロビページのシナリオライター
メモロビページも既知の内容で少し物足りないと思う人がいるかもしれません。
そこで注目したいのが「Scenario writer」欄。
「この絆ストーリーこの人だったんだー!」「え、この生徒の人と一緒!?」
と思いがけない発見があります。特に自分が好きな絆のライターさんを見つけてから他にどの子書いてるのかなーって見るのは楽しかったです。
ちなみに水着ハナコを書かれているPrenguinさんは「放課後スイーツ部物語~甘い秘密と銃撃戦~」のライターさん。納得のクオリティ。
他のライターさんは
- Then-goonさん
- メモロビ:ユカリ・レンゲ・キキョウ等
- イベントシナリオ:「不忍ノ心」
- Grim-Greenさん
- メモロビ:メイドアリス等
- イベントシナリオ:「喰積の前にいささか~一番勝負~」
- POIstさん
- メモロビ:ユウカ・水着ミヤコ等
- イベントシナリオ:「晄輪大祭」
このようになっております。
なおスタッフインタビューで登場するオ・ヒョンソクさん=POIstさんとのこと。その前提を知ってるか知らないかでインタビューの味が少し変わる気がします。
メモロビラフの没構図絵
これまでもオススメポイントを紹介してきました。
ですがこの本の真価はここからが本番と言っても過言ではありません。
それはこういう設定資料集にまさに求めている「没案」もとい本編では決して見られなかった構図が見られるからです。
没メモロビラフの多さとしては
- イブキ(2枚)
- 温泉シグレ(2枚)
- 水着ウイ(1枚)
なのでイブキ・シグレ推し先生はお喜びになられるかと。没案シグレ大きいな……。
なんて書きつつ、メモロビラフの中で私が一番惹かれたのはレイサのメモロビ絵でした。しかも没案でもなくゲーム内で見られる構図なのにです。
しかし。
まだまだ薄暗く、でも光がほんのり暗闇を溶かして空にかかった電線が見える頃。宙をほぅとした表情で見つめる少女の横顔。
なんぼなんでも名画。
私が「夜明け直前の薄暗さと電線」という構図が癖なのもありますが、それだけでラフ絵に大満足でした。メモロビよりちょっと暗めなのも良い。
なのでレイサ好きな方はもっともっとご満足いただけるのではないでしょうか。是非ご自身の目で122ページ左下の一枚をご確認ください。
コンセプトデザインの設定や没案絵
恐らく一番見ごたえのあるページ。
なぜなら没案となった色々なキャラクターの別衣装・別髪型がこれでもかと描かれているからです。
コートが変わるとイケメン度が増すマコト様、ロングテールだったりデコ出しだったり羊角だったりするイブキちゃん。なんかケモ耳案あったらしいナギちゃん。etcetc……。
さらに加えて細かい設定や小物、絵師さんが描かれた衣装裏話落書きのようなものまで。
まさにアートワークスに求めてる「これだよこれ!」が詰まったページになっています。
そしてここでもレイサが強い……!
ピースサインのギャル宇沢もちょっと見て見たかったなぁと思わされてしまいました。ギャルかは別としてもそろそろ新衣装来てもいい頃では?お待ちしております。
他には
- メルネキの舌出しが思ってたより妖艶
- 水着ミヤコの水着案バリエーションの豊富さ
- ウイの夏衣装についてヒナタのイチオシvsハナコのイチオシ
あたりが良かったです。結局ハナコが勝ったのどういうこと?
ちなみにエイミの牛柄ビキニもここで見れます。
ビナー君やケセドのメカ設定図も好きな人にはたまらないのではないでしょうか。ホシノ描かれた方がメカまで描かれてるの本当凄い……。
じっくり隅々まで見れるPVカット
ここでは1stPV~4.5thPVまでのカットが場面によっては1ページ全て使って大迫力で乗せられています。
見慣れたPVでもじっくり眺めると色々見つかったり思い出したりして想定以上に楽しめました。
そしてやっぱり推し生徒の1ページ大カットはいいですね。
アビドスリゾートの様子も良かったし、ヘイロー消えてないホシノが布団に入っている姿もよか……いやよくはない、けどじっくり見れて嬉しい……。心が二つあるー!
中でも特に面白かった/良かったPVカットは
- アイリ購入物の入ったカゴの中身ドアップ(232P)
- ここに入れてねの箱が見えなくなるほどの年賀状(242P右上)
- ドアが開く瞬間(244P)
やはり3rdPVはよい……。溢れる年賀状に先生が積み上げた信頼を感じたり、ドアカットによって出迎えが臨場感増したりするあたりの細かい一芸にスタッフさんの愛を感じます。
しかもこれドアの前のシーン(243P)、モモミドアリスとホシノは視線的に開きそうな気配を感じてそうですよね。神は細部に宿るってきっとこういうこと。
4thPVは特筆する新しい発見はないものの、映像ではなくイラストをめくり進めるだけでもこみ上げてくるものがあります。
「あなたのせいじゃないよ、■■■」から始まるあのシーンは本に媒体が変わってもなお色あせない。むしろ同じページにバッドと先生の言葉と今が同居しててまた別の良さすらある。BGMも脳内再生余裕でした。
今のスタッフ陣が分かるインタビュー
個人的にはアートワークスで1,2位を争う注目コンテンツです。
僕制作陣の溢れる熱意とかオタトーク聞くのだーい好き。
インタビューを受けられているのは3年目を支えた主要メンバーということでアートワークス1,2とは顔ぶれががらっと変更。
シナリオ面ではカルバノグの兎編2章「We Were RABITTs!」を執筆されたオ・ヒョンソクさん(POIstさん)、アート面ではホシノを描かれた9mlさんやレイサを描かれたkokosandoさん達が語られています。
特に嬉しかったのは9mlさんが対策委員会編3章を楽しみにし熱意を燃やされていたというお話や「1年生ホシノをついに書いてしまうのか……!」と思われたというお話。
推しが生みの親からも愛されてるお話なんてなんぼあってもいいですからね。心が幸せな気持ちになります。
そしてクリエイターさんとしてのこだわりを感じたのはkokosandoさんのお話。
アイン・ソフ・オウルの服装設計へのこだわりやモチーフ、意図はなるほどなぁと思わされました。しかもヘイロー無いのは仕様。気になるじゃないですか……!
さらにメイドモモイ&ミドリの初期案は「不健全」「イベントの『方向性』が変わってしまう」と却下されてしまったとのこと。
なんとその却下された二人のメイド姿、インタビュー内で公開されています。気になる方は是非是非。
インタビューの内容は他にも多々ありますが、詳細はご自身の目で。全体的に今のメンバーさん方の熱意や想いが伝わる内容となっております。
欲を言えばシナリオ面についてライターさんの思想や影響を受けた作品、キャラの造形こだわりなど濃いお話が聞けたらもっと嬉しかったなという感じですね。
こんな先生にお勧め
オススメ出来るなと思うのは以下の内1つでも当てはまるような方ですね。
- 細かい設定や没案を見るのが好き
- 新体制のスタッフ陣がどんな人達なのか気になる
- ブルアカらいぶ前等でPVが流れるとまだまだ味がする
- 宇沢レイサ推し
- エイミの牛柄ビキニが見たい
- イケメン度マシマシのマコト様が見たい
後半は没案見て「これ見れて良かったな~」と思った感じではありますが、字面で気になられましたら是非。
まとめ|レイサ推し先生やPVを別角度で楽しみたい先生は特にオススメ
ということでブルーアーカイブオフィシャルアートワークス3で個人的に感じた魅力について語ってきました。
没案まで見れるというアートワークスとしての魅力はもちろん、3だからこそと感じたのはやっぱりレイサの供給と細部までじっくり見れるPVカットの良さですね。
PVは動画ではなく本で、一枚一枚自分でめくっていくからこそ、一ページに数カットが同時に収められているからこそ得られる別角度での感情が確かにありました。何度見ても媒体変わっても新しい味するなこのPV。
少しでも購入を迷われてる方の参考に、または既に購入された方の新たな楽しみの発見に繫がりましたら幸いです。