先日は発売したてのブルアカのオフィシャルアートワークス3について見どころを紹介しました。
そこで今回は1と2についても3とはまた違ったそれぞれの魅力を紹介していきます。
- 3は買ったけど1,2持ってないんだよね
- 全巻揃えたほうがいいの?
という方の参考になれば幸いです。
前回のアートワークス3紹介で「アートワークス」としての魅力や楽しみ方は語ってますので、1,2独自の魅力について語ります。
アートワークス1ならではの魅力
1は当たり前ですが記念すべき一冊目となります。
約1.5年分が詰め込まれているので他2冊と比べるとキャラクタープロフィールが約2倍(1:約85ページ 2:約42ページ)。
ラフでの登場キャラ数もそれだけ多いのが1の特徴と言えます。
初期ならではのイラストが見れる
私自身1.5周年で先生となった身ですので、ハーフアニバや1周年記念絵は新鮮でした。
特に9mmさんが描かれた1/2周年お祝いイラスト(27P)は眼福。かわいいのでアビドス推しは是非ご覧下さい。
またEXTRA CHARACTERページでも中々面白い立ち絵が見れます。
それはナギちゃんやサクラコ様の旧立ち絵。
1.5周年時はこの絵だったはずなのですが、修正後の絵柄に慣れてしまった今見直すとかなり違って驚きます。
あとSD班さん水着イオリだけクオリティおかしい。お腹周りの塗りSDが出していい質感じゃないですよ?
案や構図のパターンが他2冊と比べて豊富
最初の一冊かつ前述どおり紹介生徒数も多いからか、2,3と比べても没案バリエーションが豊富だったりキャラ設定シーンが詳細だったりとアートワークス的見ごたえが特にある気がします。
個人的に好きなラフや設定、キャラ付け絵を挙げると
- ホシノの盾展開ギミック(230P)
- ブルマジャージ肩掛けメガホン応援おじさん(230P)
- ヒナの朝起き~学校行くまでの設定ラフ(236P)
- コハルの後頭部はいいにおいがするラフ(239P)
- アイリデザインパターン(241P)
- ツバキの服を着る順番(257P)
いや多いですよね分かってます……。でも絞ってこれなんです。
他にもシズコとかイズナとかC&Cとかオススメしたいイラストが沢山ありますので、ビビっと来ましたら是非。
isakusanの濃いインタビュー
色々ありました。知っています。
それでもやっぱり私がブルーアーカイブをここまで好きになったのは、エデン条約でありミカのキャラクター性であり最終編でありホシノの葛藤なのです。あの人が形作っていた世界が好きだった。
そんな物語と世界を創り上げたisakusanの濃ゆいインタビューを読めるのが個人的には一番のオススメポイントです。
ブルアカの世界に入れたらどのキャラとお友達になりたいですか?という問いにMr.ニコライさんと答え、
最近のトレンドだと、「NFT」という技術がヴァルター・ベンヤミンの「アウラ」を考察しなおすことに繫がるかどうかについて、ニコライさんの見解が気になります。
ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス P287 EXTRA INTERVIEW より
なんて続けてくれるのがisakusanです。
造形の深さや引き出しの豊富さがこの回答から漏れ出ている気がします。
私がどんなに言葉を並べても説明に足る気がしないのですが、
「エデン条約や最終編を生み出したのは間違いなくこの人だ」と思えるようなインタビュー内容でした。
他にも影響を受けた日本のサブカルチャークリエイターさん等もご紹介されており、そちらも納得。きっと今30代くらいの方は聞き覚えのある作家さんばかりだと思います。
「エデン条約の美しさが大好き」「最終編のプレナパテスが心に残ってる」
こんな先生にアートワークス1はお勧めです。
その作品を生み出した方がどんな方なのか、その一端に触れることが出来るからです。
アートワークス2ならではの魅力
1と比べるとキャラクター紹介数は少ない分、メインストーリーカット等のページが増えているのが2の特徴です。
なおラフ絵ページは同じくらい用意されていて、没差分も結構な量あります。比較すると1≒2≧3くらい。
エデン4章~最終編の熱い期間
私のソシャゲ史上瞬間最大風速を記録した
- アビドス夏
- エデン4章
- 晄輪大祭
- 最終編
この怒涛の瞬間がぎっしり詰まっているのがアートワークス2の特徴です。
初のスイーツ部イベもここだったし凄い期間だったと今でも思います。
それだけにキャラクタープロフィールページも印象深い顔ぶればかり。
キャラクター紹介のSDで面白かったのは
- ヒナタの黒い布の下はどうなっているのか(19P)
- ケープ外したサクラコ様(23P)
ですね。
ヒナタは「そうはならんやろ!」と思わずにはいられません。なるのか……?
1に次ぐ量の案や構図パターン
1に続いて2もまだ新登場の生徒が多い事もあり没ラフのパターンは豊富です。
その中で特にお気に入りを挙げると
- ウイのこっちを見つめる三白眼バリエーション(166P)
- アリスのレールガン並みの銃を持つ初期ノア(173P)
- あまりに見返り美人過ぎるミチル(176P)
- ヒヨリの押しつぶされたスナイパーポジション(183P)
- 水おじバリエーション(194P)
- ライフセーバー台の上でだらけるホシノ等ラフ(194P)
私のようなホシノ推しにとって194Pは天国だと思います。
線画ラフのどれもホシノが楽しんでそうで見てて幸せ……!
アビ夏と百夜堂海の家FCの豊富な水着案
上でちょっとフライングしてますが、アビ夏と百夜堂海の家FCの水着絵はどの子も没バリエーション豊富で見ごたえがあります。
シズコは最近のX4コマでも見れた結構攻め気味な水着の背面なども見れますし、
イズナの和テイストやクナイベルトも残したバージョンも可愛かったです。
もちろん水着チセのバリエーションや水着ノノミの線画ラフカット、水着アヤネの衣装バリエーションまで。
1.5周年の夏、またそのメンバーが好きな方はかなりご満足いただけるのではと。
isakusanの濃いインタビュー
はい。当然こちらでも個人的にはここが一番の見どころです。
大切なのは2の紹介冒頭で書いた通り「エデン4章~最終編が終わった後」のインタビューだということです。
当然お話もそのあたりを中心にインタビューされていくので読みごたえは抜群です。KAITEN FX vs ペロロジラを語る様子から最終編の熱量がスタッフの方々にもまだ残っているのを感じます。
そしてその中でも特に私が好きなのがisakusanのミカやサオリに関する次の言葉です。
自分なりのキャラクター哲学なのですが、私は彼女たちの歩みを「禊」と捉えてほしくなかったのです――そういった善悪の二分法的な倫理観で動いて欲しくなかった。
ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス2 P313 STAFF INTERVIEW より
私がミカを人間味あふれる魅力的なキャラクターだと思う理由がここに詰まっています。
インタビュー内ではこれだけではなく、さらに深くミカとサオリのキャラクター造形について「許し」とは等を交えながら語られています。
だからこそ、
ミカやサオリが好きな先生。エデン条約や最終編が大好きな先生。
そんな先生方にはアートワークス2は本当におすすめです。
あの生徒たちと物語を生み出した人が表現に込めた想いが知れるからです。
私はそこが読めただけでも十二分に買った価値があったと思えています。
まとめ|エデン条約編や最終編が好きな人にオススメ
ざっくりまとめてしまうと、
エデンや最終編のシナリオに惚れてブルアカが好きになった人はisakusanのインタビュー読もう!特にアートワークス2!
これだけです。
アートワークス面で言うならアビドス好きは1,2どちらもオススメです。
特に2の水着没案&線画ラフはいいぞ……。